new07.12.3

世界遺産の町シラクーサで出会った花嫁花婿と新婚旅行用の高級車。

ウェディングドレスの店。

カターニャ
カターニャの目抜き通り、
エトナ通りの1本裏手の道に並ぶ、ウェディング
ドレスの店。ウィンドウには教会で
花嫁のベールを持つ子供達のための
オーダーメードのワンピースも。
レースやスモッキングなど手のこんだ
美しい服がならんでいた。

いまは京橋にあるフレンチ・レストラン‘カストール’の
シェフ藤野さんの本を参考に、洋梨のワイン煮を
毎年作っています。その年の果物の出来具合によって
違った味に仕上がります。今年は猛暑の影響で収穫の時期が
少しずれたので、洋梨やいちじくのコンポートを作ったのは
11月の半ばを過ぎてました。完熟のいちじくを煮たのにまわりが
少し固いままで、煮たしてもそれ以上柔らかくなりません。
去年のしっとりとジューシーな舌触りが記憶にあるので、
今回は出来が悪く残念ですが 仕方がありません。
でも洋梨のほうは、今年も美味しくできました。

刺繍教室

街の魚屋

以前見た雑誌のイタリア
シチリア島の特集に、
滞在型のレジデンス・
ホテルを紹介した
小さい記事がありました。
今回の旅で
泊まりたいと思い予約を
いれて、パレルモから東に
1時間ほど離れた海辺の街
チェファルを訪れました。

海岸と街中

スーパー・鯖、鯵、海老、鯛、パスタ、塩。

左から手ずくりパスタのラグーソース、シチリア産のワイン、ムール貝のトマトソース煮込み。

左から、レタスの上に鰯、蛸などのせた前菜シチリア名産のオレンジが添えてある。ハム、チーズ、サラミ、オリーブの前菜。
手ずくりパスタ、あさり、海老、とまと、パセリ。

左から、レモンのグラティエ、ソルベを柔らかくした感じ。シチリア産のワイン。レモンのソルベ。

街の市場の中にあるレストラン‘アンティカ マリーナ’の料理 左・前菜 6 品 他は、蛤のグリル・白身魚・いかの 1 品。

左からサラダ・海老のカクテル・レモンのクラティエにワイルドストロベリー・地の岩貝スプーンで取り出して生で食べる。



今もなお中世の面影を残す旧市街の入り口でタクシーを降り、ドオゥモの前のホテルに到着してみると、
なんということ!予約の確認が不完全で部屋が取れてませんでした。
満室で空いてる部屋はありません。一瞬、頭のなかが真っ白になりました。
通って来た道沿いに他にホテルはありません。幸い他に貸し家を紹介してもらえました。
小さな岬の切り立った岩山を背に建つドオゥモを、迷路のように細い道が取り囲み、
石造りの建物が並ぶなか、案内の男の子の後をスーツケースを引きずりながらついていくと、
海辺に続く坂道に曲がりました。両手をひろげたら届きそうな道幅しかない通りの、
角から2件目が私達が借りた家でした。見上げるとどの家の窓の外にも、
ナポリの下町の風景写真などでお馴染みの洗濯物が、万国旗のようにはためいてます。
玄関をあけると家のなかはきれいにリニューアルされていて、1階はキッチン、
奥の大理石の階段を上がった2階は寝室が2部屋とシャワーがついた洗面所でした。
キッチンには電磁調理機やオーブンがついたシステムキッチン、冷蔵庫が完備され、
調理道具や食器も揃ってました。
窓をあけると近所のおばさん達の話声や、石畳の通りをオートバイが走る音が聞こえてきます。
アクシデントが生んだ、想像したこともなかった家での生活でした。
午前中は観光客で溢れている街も、昼下がりには人影が消えひっそりと静まりかえります。
昼休みで閉めていた店が開き、街が再びざわめきだすのは、夕方4時を過ぎてからです。
夕日をあびて黄金色に輝くドオゥモが、漆黒のとばりにつつまれ眠りにつく頃には、
夜も10時を過ぎてます。

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